すさまじい勢いで登っていくホーナーの顔に浮かぶ穏やかな笑みを見ると、ガーベロそっちのけで応援してしまうのですがどうしましょう。チームリーダーのはずのライプハイマーを置き去りにしたまま行っちゃうところなんかも最高ですね。ライプハイマーがTTでカムバックできるだけの余裕は残してあるし、シャックは総合ワン・ツーを狙うよ、ときちんとフォローをできるのもさすがのプロです。ガーベロは序盤の逃げグループには雷神様を入れ、その後はヘシェダルが山道でソロ逃げ。チームとしての成績は決して悪くなく、トップ10にダニエルソン、ヴァンデヴェルデ、ヘシェダル、タランスキーと4人も入っており、タランスキーはヤング・ライダー・ジャージー、ヘシェダルは敢闘賞も貰ってます。つまり、オプションは山ほどあったのに、どうも歯がゆいことにトドメがさせないのであります。 問題は優勝を狙っていたザブ。ロマンディTTの優勝ではビーガンパワーを見せ付けてくれましたが、どうも山岳には歯がたたなかった様子。あれよあれよという間に千切れていった結果、4:40遅れでゴール。Twisted Spokeさんには「ザブはフリーダムな面白くて愉快なやつだけど、RRはタイムや数字がものをいう世界。そろそろコンスタントな成績がだせないと...」とまで言われてしまっています。ザブがいないRR界を初めて想像しちゃいましたが、嫌なところでした。
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