10/22/2006

走るランス

Bicycling誌の出版社、Rodale Pressが刊行しているランナー向け雑誌、「Runner’s World」がランスのNYマラソンについてインタビュー。一部ご紹介:

*股関節屈筋が痛む以外は、体の調子はすこぶるよい。
*なぜ今、NYマラソンなのか?:今年の10月2日は、癌宣告を受けた日の10周年記念だから、その記念として走りたかった。また、NYマラソンのお祭り騒ぎっぽい雰囲気も楽しみ。
*ジャラベールもNYマラソンを走ったことがあるが、目標にしているタイムは?:別に。ただ楽しみたいだけ。少し前は2時間15-30秒を狙いたいといってきたが、今のトレーニングスケジュールではそのタイムを出すのは到底無理。3時間台でも楽しく走れれば構わない。(専門家が予測するランスのタイムは2時間45分~3時間10分程度。)
*「アルダグという自転車選手もマラソンを走っているんだよ、タイムは2時間42分かな。」とランス。でも「じゃあ、彼のタイムを塗り替えようと思っているのか」と尋ねられると、「いや、アルダグはいい奴だから、そんなことはしないさ」…とか言うわりには、タイムに詳しい...。
*スケジュールがあわただしく、充分なトレーニングができないが、ランニングは健康維持のための楽しいスポーツ。サイクリングのために20年間続けてきた厳しい食事管理がなかったり、全身を鍛えられることが嬉しい。ツールを走るためには、腕立て伏せさえもできなかった。すぐ上半身に筋肉がついてしまうから。
*自分はランナー体型ではない。かといって、サイクリスト体型でもない。サイクリストは騎手のように、小柄で細いものなんだ。そして次の食事にはいつありつけるかということばかりを考えている。食事制限もきついからね。自分はどちらかといえば、水泳選手の体型だといえる。
*ナイキから、水着のような短いショーツで走ってくれと言われたけど断った。トレーニング中はバスケ用の(膝丈)ショーツにTシャツ、そしてチューブソックスという格好で走っている。本番だってそのままで走るさ。
*補給の練習はしていないそう。「ランナーも途中で食事をするんだ。へえ。何食べんの?」と実に呑気。ジェルとかバナナとか…と言われると、「固形物を食べたらきっと気分が悪くなると思う。自転車に乗るときもそうだけど、トレーニング中に飲んだり食べたりはしない。でも3時間走るとしたら、自転車に7時間くらい乗るのと同じことだから、当然補給食を食べる練習もしなきゃいけないなあ…。」と今更。今までのトレーニングランの最長距離が11マイルということですが、それを補給なしで走っていたとは驚き。ポーラ・ラッドクリフにも走りながら飲む練習した方がいいわよ、と言われ、「いや、補給地点では完全に立ち止まって飲むつもりさ」と答えたそう。またまた、ランスってば、はったりじゃないのお?と疑いたくなってしまう。

*同誌のサイトに記事はありませんが、音声ファイル、表紙撮影のビデオファイル、関連リンクなどが満載です。元奥様はハーフ・マラソン、フルマラソンにも頻繁に出場されており、Runner’s Worldにも記事が掲載されたことがあります。あと、「ランスのタイムを当てて、一年分のランニングシューズを貰おう!」という懸賞もあり。

(おまけ写真:少し昔のRunner's Worldより。確か自転車とランを組み合わせたDuoに出場した時のもの。体型がぜんぜん違う...。この時は、自転車コースをマウンテンバイカーに負けたものの、ランで追い抜いて優勝したそうです。)

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