3/19/2007

パリ・ニーステレビ観戦

まず一言。

VERSUSのばかあ~~~~~っ!!



逃げのDZは一秒も映りませんでした。(いやいや、画面からはみ出ていたCSCがちょこっとでていましたが、もしやあれが?)んもう、第1ステージから第6ステージはハイライトじゃなくて、ゴールシーン総集編でしたよ。YouTubeのほうがずっとマシだった(涙)。シュレックあたりがもうちょいいいセン行っていれば、CSCの逃げにもテレビタイムを割ってくれたかもしれないです。

オマケにヴァンデヴェルデと一緒にDNF。コフィディスのTyler Farrarは前日にお帰り。ということで残ったアメリカンボーイズは、ライプハイマーとダニエルソン、そしてパリ・ニース大得意のジューリック先生、あとカデル・エヴァンスをアシストしていたホーナーの4人のみ。

一歩先に帰宅したカナダ人、マイケル・バリーはテレビ観戦しながら日記をVeloNewsにアップ。さすが職人、仕事が早い:

「リタイアするというのは、いくら疲れていても気持ちがいいものではないね。その日、テレビでレースを観たけど、ストップしたのは正しい判断だったか疑問にさえ思った。…バスの中で先日のステージを見て断言できるのは、テレビではレースがずっと楽なものに見えるということ。プロトンの速さや、個人やチームの力強さ、そして脚の痛みなどは映像からは伝わってこない。ポポヴィッチがゴールに向かって走り続けるのを見て気が付いたのは、勝利に向かって走っている先頭の選手は、ゴールという明確な目標があるから痛みをシャットアウトできるけど、後方にいるライダーにはペダルを回すたびに感じる痛みと、早く終わって欲しいという願いしかないということ。」

そそ、そうですよね。DZもヴァンデヴェルデも逃げてたし、無理にフィニッシュすることありませんよ。といはいっておきながら、ミラーはちゃんと13位でフィニッシュしてますよ。「熱い」という形容詞が全く似合わないザブは、ヘタするとこの温存モードのままあっという間にツール、そのままシーズン終了なんてことになってしまうんではないか、といった不安に駆られてしまうのですが。「どうせ今年のプロローグはロンドンだし、ここはいっちょミラーに譲ってやるか」なんて考えてませんか?

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実はテレビをつけたのが放送開始後20分あたりだったので、そのまま最終ステージを観戦。ハイライト部分はその後録画で見たのですが、結果的にはそれでよかったと思います。ハイライトを見終わった直後は完全に意気消沈しておりましたので、そんな状態では、コンちゃんのあの軽快なダンシングに目を奪われることも無かったかもしれません。

まずは、レベリン。コンちゃんを追うクールな横顔から思い浮かんだイメージは、これだったのですが、終盤アタックしにいったレベリンの心中をふと想像したところで、一瞬、どちらを勝たせたいのか、分からなくなりました。

いやーでも、コンちゃんおめでとう。ディスカバリーは新規契約が早速目立っているのは偶然ですか?デモル監督は、レース前に「今日はレベリンのチームメイトが3人しか残っていないから、戦略としては彼を孤立させること」、レース後にも「ペースをあげたまま、レベリンのチームメイトを一人ずつつぶしていく計画だった」とコメントしていますが、今シーズンの「強いヒール役、悪の組織」(toyotaさん参照)の監督として、はまりすぎの発言ではないですか。

気になったのは、第6ステージでハンドスリングしておきながらコンちゃんを裏切り(チーム側からの指示だったそうですが)、しっかり身づくろいしてからゴールインしたLサンチェス他、スペイン勢の動き。レベリンに全く手を貸さない彼等について、Vs.のアナウンス陣は「スペイン人同士の友情」という風に説明していましたが、そんな心温まる理由ではなくて、黒の軍団に脅されていたのではないでしょうかねえ。レイネスを呪うクイック・ステップですとか、悪の組織ですとか、ロードレースがこんなに恐ろしいものだとはw。


あまり関係ありませんが、ライオンをスリスリしているぶりっ子気味のコンちゃん、うちの娘に大ウケでした。この顔は絶対誰かに似ている、と思うのですが、誰だっけ?


Vs.では来週、本来のスケジュールから抜けていたミラノ・サンレモとティレノ(ダイジェスト版)を見せてくれるそうなので、今回の件については許してあげてもいいかな、と思ってます。

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