8/24/2007

ダニーちゃん&テイラー・フィニー

そろそろ予算がきつくなり始め、もうビッグネームは獲得できないだろうと思っていたのですが、噂どおりダニーちゃんもスリップストリームへ移籍だそうです。ヴォータースも言っている通り、ディスカバリーでは「次のランス」としてのプレッシャーに押され気味になっていたようですが、今度こそのびのびとした環境で本領発揮できることに期待しています。

The Denver Post: Denver cycle team to sign Danielson

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スリップストリームと8年契約

というのは冗談ですが、VeloNews TVでのインタビューを見る限り、今月メキシコでジュニア世界TTチャンピオンに輝いたテイラー・フィニーの株が急上昇中であります。インタビューは父親のデイヴィス・フィニーも交えて合計4部、約40分。

口調はおっとり。この人も遠近法無視でした。何せ190センチですから。

+サイクリング界でのヒーロー:カンチェラーラ、ボーネン
+ピークパワーは2000ワットも出るらしい...。
+短期目標:来年もTIAA-CREF(スリップストリームのジュニア育成チーム)で走る。来年の世界戦では二年連続優勝を狙う。
+今後の課題:パーシュートを試してみたい(母方の影響)。北京五輪にもチャレンジするかも。
+自分向きのレース:身長があるのでボーネンのようにクラシックレースが向いていると思う。体型的にグランツールは難しいかもしれないけれど、一週間くらいのステージレースならいけるはず。
+自転車を始めたのは結構遅く、その前はサッカー少年だった。両親が運営する自転車キャンプ(ヨーロッパの自転車ツアー)に参加していて、どのグループでも付いていけるだけの力量があったが、真剣にトレーニングに取り組み始めたのは、サッカーに飽きが来てしまってから。入団できたのは、デイヴィスさんの口利きによるものだったそうですが、ヴォータースも結果的には文句なしでしょうね。アクセル・メルクスには「自分も自転車に乗り始めたのは15歳と遅かった」と励まされた。
+サイクリング界の現状については、混沌・低迷としているかもしれないけれど、スリップストリームやBMCチームなどが実施しているアンチドーピングプログラムの成果が見られるのは、丁度テイラーがプロとして活躍し始めるであろう5年後あたり...と考えると、タイミング的にはかえって良いかもしれない、とはデイヴィスさんの弁。さらに、ヨーロッパのようなしがらみがない分、アメリカこそがプロサイクリングの改革を率いるのではないか、とも。

Carpenter/Phinney Bike Campにあったクネゴとの写真

VeloNews TV:
Interview with Taylor Phinney (Part I)
Interview with Taylor Phinney (Part II)
Interview with Taylor & Davis Phinney (Part I)
Interview with Taylor & Davis Phinney (Part II)

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