11/13/2007

初体験

「あまり意味がないから」とリース監督に言われてきたため、風洞実験には縁のなかったDZですが、コロラド州フォートコリンズにある施設で風洞デビューしました。ミラー他、新しいチーム仲間とキャンプ中だそうです。

同チームのコーチ、アレン・リム氏の監督の下で実施された風洞プログラムの概要:

1. 選手のポジションとペダリングの3Dコンピューター解析。体全体にLEDライトを装着し、遠赤外線センサーでライトを感知。情報をコンピューターに取り込み、3Dモデルとして分析。その結果、DZのTTポジションは上半身の水平角度がわずか7度、とまさにエアロダイナミックなことが判明。ちなみにミラーは9度。

2. 次に前スポンサーのバイクとFeltの空気抵抗を比較。まずはバイクのみの数値を測定した後で、選手が乗っている状態で前のバイクの空気抵抗を測定。

3. 最後にFeltでの空気抵抗値を前の数値以下に抑えるためのポジション調節を行う。空気抵抗に限らず、パワーアップも図るために、Velotronなる装置でさらにポジションを検討。

あー、書いているだけで疲れてきました。とにかく一日中微調節を繰り返すばかりの風洞実験。どの選手だったかは記憶に残っていないのですが、退屈でつまらない、と語っていたのを思い出しました。これで速く走れるなら...と書いてはみたものの、エアロというよりはパワフルという形容詞の似合う現TT世界チャンプのことを考えるとどうも時間の無駄のような気がしないでもないのであります。

0 件のコメント: