6/18/2006

超マイナースポーツ


帰省中のことですが、野球に熱をあげている両親プラス妹弟に引っ張られ、試合に行ってきました。昨年、優勝したチームだけあって、観客も熱気ムンムンですよ。うちの弱小チームとは雰囲気が大違い。それにしてもさすが大リーグ。スポーツはエンターテーメント。派手だ~。巨大スクリーンに映し出される活躍シーンをつなげたビデオモンタージュ、ホームランごとに打ち上げられる花火、ちょっとした合間でも観客を飽きさせない工夫。野球を観にいくといつも思うのは、飲み食いするばかりで個人的にはディナーショーとまったく変わらないということ。でもこうじゃなければアメリカじゃスポーツとして人気がでないのかも。

サイクリングは野球のようにちょっと球場にいって、ご飯を食べながら、目の前で繰り広げられる試合を観戦するという訳にはいかない。(少なくともこの大陸に住む人達にとっては。ベルギーやフランスなら家の前を集団が通ったりするんだろうけど。)一番肝心な瞬間に、劇的な場面に居合わせたい、そういった時の選手たちと同じ空気を吸いたいと思ったら、競技場ではなく、自分も登山して、道脇のスペースを陣取らなければならない。自分とは別の場所で繰り広げられるドラマをテレビかラジオで追いつつ、ほんの数秒だけ選手達が目の前を通過する競技なんて、完全に不合理。

アメリカでスポーツとして成り立っているのは、大金持ちが利益のために経営しているチームを戦わせるスポーツだけ。アリーナもなければ、完全に無料で観戦できちゃうサイクリングは、誰かが、どうにかして儲けられる方法を考え付かない限り、アメリカでは経済的に成り立たないのかもしれません。

そういやサッカーだって、一部のエスニック人種を除き、WCもロクに観てない国なのですよ。(あ、あたしもだ。)

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