6/30/2006
ファイヤー・ヒース
ファイヤーヒース
山火事の後に花を咲かせるそうです。
昨夜、床に着くまではNacoさんの現地ブログで「明日はX-day?ツール出場停止の選手続出か?という噂がかけめぐる」という見出しを読んでも、「まさか」という反応しかありませんでしたが、一晩のうちにあれだけの名前がでてくるとは…。「心を鬼にして」と言うは易し。心の整理が付くまで時間がかかると思います。ワールドシリーズの前日にヤンキーズとレッドソックスが…ウィンブルドンの前にマッケンローとボルグが…スーパーボールの前にカウボーイズと49’ersが…といろいろ他のスポーツを対象に引っ張り出してみても、こんなことは考えられません。そのようなことが現実に起こってしまうサイクリングの世界は、やはり荒みきっていたのですね。確かにこれで、綺麗さっぱりサイクリング界がクリーンになればいいのですが、果たしてそんな将来は訪れるのでしょうか。
ASOはランスの扱い、プロツアーとの対立、CASによる判定の拒絶など、その身勝手な行動が、実に腹立たしく、今回も「また…」とASOを敵対視していましたが、あちらだって、人気ある選手が勝利すればファンも喜ぶわけですし、好んで人気ある選手を追放しているわけではないと思われます。しかし、確実な証拠もなく、嫌疑を掛けられただけで選手が退場処分を受けてしまったこと(Guilty by implication rather than any solid proof)には納得できないままでいます。また、これらの選手が不出場扱いになったからといって、他の選手が全員クリーンな状態で走っていることが保証できるわけでもありませんし、かえってドーピングをしているのに、まだ捕まっていないのは誰か、といった不信感に包まれたままのレースになると思われ、ASOが懸念するイメージにとっても決してプラスだとは思えないことも気になります。また、スペイン当局の捜査がなければ、血液ドーピングに絡んでいた選手リストも明るみにでなかったわけで、今まで行なわれてきたドーピングコントロールの無意味さをASOが自ら証明してしまったことも問題だと思われます。今後、UCIとASOがどのようににドーピング対策に取り組んでいくかに注目したいと思います。
以前、toyotaさんが書いておられましたが、それでもサイクリングファンを辞めようと思わない私は、確かにMです。でもMにならずにレース観戦できる日が来ることを望んでいます。
その他雑記:
バッソ対ウルが見られなくても、プロローグのザブ対ミラーのバトルは健全。今回の事もあり、ぜひクリーンなミラーを応援したいと思います。総合では世界一速いメノナイト対スペインの貴公子でお願いします。(あ、がめんださんのところの「息子達」思い出してしまいました。四男を除き、全滅です。お父さんに見習って…。とか考えたくもないなあ。考えちゃってるけど。)
もうこうなったらザブはランディスのために走っちゃうとか...。(笑)
今晩放映されるOLNのツアープレビュー番組は先週日曜日の再放送の予定ですが、内容はいったいどうなっているのでしょう?編集するならあと4時間しか残ってませんよ。
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