7/20/2006

第16ステージ...

今朝は最後30キロまでのみライブ観戦。ハイジの世界をバックに逃げるラスムッセンのグループを横目で眺めながら、インターネットを一周。最後に那津さんのブログを読み、マイヨジョーヌとランディスの架空の会話にニマニマしたり(やはり選手達にとって黄色ジャージーは女ですか…)、フレイレの赤ちゃんが休養日に誕生したことを知り、明るく軽~い気持ちで一日を過ごしたのですが、まさか最後の登りでこんな展開があるとは…。

先ほどやっと、最後の約一時間を録画観戦しました。肝心な場所で自分が応援する優勝候補の選手が劇的に打ちのめされるという場面に免疫がなかった私にとって、今日はかなりのショックでした。ペレイロにイエロージャージーを譲るという、一部の人に絶賛され、自分もなんとなく納得していたフォナックの戦略はとんでもない大誤算であったことが明らかにされ、TモバやCSC、Ag2rなどのアシストが頑張る中、フォナックの弱点とされていたチーム力の欠如がまさに証明されてしまったようなステージとなりました。

メンショフのアタックに乗り遅れ、サストレのアタックで完全に引き離されてしまい、その後、かろうじて漕ぎ続けているといったランディスのペダルの回転を目にしたとき、それまではしゃいでいた心の声がふっと黙ってしまったのを感じました。それにしても、ツール開始前に総合優勝候補としてランディスとバルベルデを選んだときは、大した思い入れはなかったはずなのに、ほんの短い間にランディスをこれほど応援するようになったことは、自分でも驚きです。

全く予期不可能なこのツール。ランディスの総合はほぼありえなくなってしまいましたが、これこそが新しい時代の幕開けなのですね。クレーデンもまだいることですし(今日も自分のチームメートを引き戻していましたよ…いやいや、正しい動きだったようですが)、炎の男ペレイロ(今年はやや静かな燃え方をしているような気がします)の燃料がいつまでもつのかも見てみたいですし、素晴らしいチーム力を発揮しているCSCがどこまで行けるのか…。益々面白くなってきましたので、今後もあっと驚くレースが繰り広げられることを期待しています。TTでのザブとミラーの姿も早く見たいです。

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