ちなみに、このニュースが掲載されていたYahoo! Sportsにもランディス側のストーリーを信じるか?という調査がありました。
2006年8月4日9時55分(東部夏時間)現在では、投票数は5221票、38%(1982票)が、「彼をクリーンだと信じている」、62%(3239票)が「信じていない」と応えています。同じコンピューターから重ねて投票することはできないようです。
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先日のエントリーについて、sakiさんから以下のようなコメントと資料へのリンクをいただきました。(ありがとうございます!)まだPDFファイルの方は詳しく読んでいない状態なのですが、非常に興味深く、コメント欄に埋もれたままにしてはもったいない!ということで、こちらでも改めてご紹介いたします。
WADA公式サイトに2004年の検査実績が載っており、なかなか興味深い内容であるので紹介させてください。
WADAの2004年検査実績
(PDFファイル)
この資料のTableBを見ると、検査を行う研究所によって、サンプルの陽性発見率が異なることがわかります。最高がパリの4.95%、最低が東京の0.3%。10倍以上の差です。
もちろんこれについてはWADAもFAQで言及しています。
検査実績データに関するのFAQ
(PDFファイル)
つまり、研究所によって分析するスポーツの種目が異なるし、スポーツごとにレギュレーションも異なるから発見率が違うのもいたしかたなし、ということだそうです。確かに、先の資料のTableC~Eを見ると、種目によって陽性発見率がかなり異なることがわかります(自転車と野球が多いです。。。)。
しかし、そういう見解なのなら、各研究所ごとに各種目別の陽性発見率を出して検証してみてもよいような気がしますが、少なくともこの資料内にはそういった項目は出てきません。
自転車競技に関するサンプル分析実績のみを取り出して、各研究所で陽性発見率を比較したらどういうことになるのでしょうか。。。もし研究所ごとに発見率が大きく異なるなら検査体制を見直すべきだと思いますし、didoさんがおっしゃるように第3国に分析を依頼するシステムも検討してもよいのではと思います。
ランディスについた弁護士さんはかなり切れ者なようですので、この点についてもぜひ追求していただきたいです。
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