9/14/2006

訴えてどうなるっていうのよ

まったり観戦をしていたのですが、途中忙しくなったため、ブエルタ第19ステージはリタイア。ここ数日間の大接戦にパワーを吸い取られ、自分が走っているわけでもないのにタイムアウトが必要となってしまいました。情けない。明日のTTまでに回復するぞ(パンと水でw)。

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今更ですが、9/11に発表された世界選エリート男子ロードレースのUS布陣は以下の9名となりました。
Chris Horner (Davitamon-Lotto)
Fred Rodriguez (Davitamon-Lotto)
Christian VandeVelde (CSC)
Tyler Farrar (Cofidis)
Patrick McCarty (Phonak)
Guido Trenti (Quickstep-Innergetic)
Jackson Stewart (Calif)
Danny Pate (TIAA-CREF)
Chris Baldwin (Toyota-United)

TTはザブとボールドウィン。あれ?せっかくこの前派手な米国チャンピオンジャージーを貰っていたジョージはもうシーズン終了でしょうか。ライプハイマーも?UCIプロツアーの選手が優先されたということですが、プロツアー選手でも出場しないアメリカ人が結構いますね。国籍以外はまるっきりイタリア人のトレンティまで入っているのに。疲労?それとも「どうせ勝てないんだし」とヤル気が全く無いとか?ところでだれがエース?(それも誰もあまり気にしてないのですか?)

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選手時代のEPO使用を認めたフランキー・アンドリューの発言に対するWADA、UCI、そしてUSA Cyclingの反応が興味深いです。

* やはり決めつけてかかる人:WADAのディックパウンド。アームストロングがやっていたという証拠にはならないが、まあ、同じチームにいたのだから、結論としては一つしかないだろう、と。こう客観的に物事を判断できない人が牛耳ってるWADAって...。いや、別にWADAが徹底的にドーピング撲滅を追及する検事役を務めたいのなら、それでもいいのですが、それならラボは独立機関でなければいけませんよね。

* 真実こそが最善のポリシー:とはUSAサイクリングのCEO、スティーブ・ジョンソン氏の言葉。全く同感です。利害関係はどうであれ、アンドリュー程の元選手が、ドーピングを認めたことは賞賛されるべきだと思うのですよ。

* ???な反応の方達(その1):USAサイクリング理事会長、ジム・オチョウィッツは「アンドリューが言うように、ドーピングがサイクリング界の公然の秘密だとは信じがたい。また、選手達がドーピングに関する事実を隠している、とも思わない。」え?じゃあ、サイクリングは全くクリーンだと?私もそう信じたいのですが、ミラーの例があるので...。

* ???な反応の方達(その2):UCIのパット・マクエイド会長は、チームメイトがドーピングしていたからといって、リーダーが速く走れる訳でも無いだろう。ドーピングはチームがらみで行われているわけではなく、個人的な問題だ、と。でもチームメイトがドーピングしてたら、リーダーにとっては有利だと思うのですが。今回のバルベルデだって、ペレイロやカルペッツなどに最後まで引っ張ってくれる力が残っていれば、かなり楽だったのでは?

上記の方々はだれも更に事情を追及する予定はないようですが、もう昔の事だからとこれで済ませてしまってよいのでしょうか?

* そりゃ違うでしょと思わず突っ込みたくなる反応:唯一調査を開始すると発言しているディスカバリーチャンネルは断固としてチームとしての関わりを否定しており、アンドリューを起訴する可能性もあげているそうです。調査は必要だとおもうのですが、その目的がせっかくカミングアウトしてくれたフランキー相手の裁判沙汰というのは納得がいきません。ランスがオーナーだからという事が大きく関係しているようですが、話せば起訴されるという前例ができてしまうと、何か情報を持っている選手は、確実に発言し難い環境に置かれてしまうので、それだけはやめてほしいです。隠し事が無いのなら、ここはサイクリングの将来のためにグッと我慢ですよ、ランス。

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