10/22/2006

ツアー・オブ・ミズーリ

来年の9月11−16日に開催されるツアー・オブ・ミズーリの正式発表が17日にありました。なぜミズーリ?と多くの人が疑問に思っているようですが、その規模はカリフォルニア、ジョージアに次ぎ、国内ステージレースとしては3位。

Road Bike Reviewのフォーラムによると:

*Matt Blunt知事は35歳。学生時代は陸上選手。友人のCary Summers氏はアバクロの通信販売、Pro Bass Shop、Silver Dollar Cityの運営に携わってきた起業家で熱心なサイクリスト。その人の影響が大きかったらしい。
*ミズーリの自転車所有率やレーシングライセンス保持者は高くはないが、観光を中心とした「州おこし」には注力しているよう。
*ルートは一月に発表予定。走行距離は600マイル。推測されるルートは:カンザスシティから南下。州の中心に向けて走り、アップダウンの多いワイン生産地を抜けて、セントルイスでフィニッシュ。
*ミズーリの地形は、コロラドのような山脈はないものの、ベルギーやフランスのブルターニュ地方のような細かいアップダウンが多い。

カンザスシティ・スター紙によると、
*2005年ツアー・オブ・ジョージアによる経済的利益は3600万ドル。ツアー・オブ・カリフォルニアの観客数は百万人以上。
*ミズーリ州政府による出資は25万ドル。
*スタート/フィニッシュ都市は現在選定中。スタート都市の規模はあまり関係ないが、フィニッシュ都市は、600人の選手、クルーや関係者、そしてファンが宿泊できるホテル数があることが条件。

そうか、観光地として不動の地位にあるフロリダの場合、ロードレースの開催に伴う費用や、交通などマイナス面の割には、得られる利益が比較的少ないと。兄さんがランスと交友のあるブッシュ知事は今年で満期終了だし...。よっぽどロードレースの人気が高まらなければ、フロリダ州でプロ選手が出場するステージレースを見れる確率は低そう。

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