2/28/2007

Danke, und Bis Spater, Jan!!

いまだに実感が湧きません。プロサイクリング業界のトップは一体なにを考えているのか、嫌疑だけで選手を引退に追いやるなんて、業界全体をさらに崩壊させるつもりなのか、と憤慨していますが、引退を決断したのは彼自身。それにしても、もったいないという口惜しさに駆られています。結局、彼は天才というプレッシャーに押しつぶされた選手として名を残すことになってしまうのでしょうか。

周囲の環境という意味では、あまりにも恵まれなかったウルリッヒ。彼がシビアなドイツメディアによる熾烈な批判を浴び続けてきた一方で、ランスはガンを克服したヒーローとして自国のメディアに褒め称えられていた。そんなプレッシャーの違いがそれぞれの成績に反映されていたとも言えるかもしれません。

観戦歴が浅い私は、ウルリッヒがツール優勝を果たした最盛期の走りを見ていません。その代わり、私の中のベストシーンはこれ。

当時は猛烈なランスファンだったので、応援こそしませんでしたが、Der Kaiserの存在が無ければ、当然、ランスがあれだけ強烈に輝くこともなかったはず。

記者会見では「オファーもあったし、体力もあるし、自転車に乗ろうと思えば乗れる」と語っていましたが、プロサイクリングはモチーベーション無くして続けられるような容易な競技ではないことを身をもって理解した上での決断だったのでしょう。復帰はきっと無いと頭では理解していても、サイクリングファンとしては、そのわずかな望みを抱き続けたいのであります。

(マイケルジョーダンという前例が思い浮かびましたが、ちょっとシチュエーションが違う…こちらの例えは、ランス父さんの復帰に近いかな。ええい、二人ともカムバックしちゃえ!!)

カピバラさん経由で知ったDasErste.deのインタビュー見ました。ザラさんはSteffi Grafにも似てる。彼女が登場したとたんにウルたんの表情がふっと柔らかくなりましたね。インタビューの序盤で「娘のことも考えて」と言っていましたが、今まで構ってあげられなかった分、思う存分娘さんを可愛がってあげられるといいですね。

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