7/14/2007

TdF Stage 7

区間優勝、イエロージャージー、ホワイトジャージー、敢闘賞、チーム賞...。若手選手の夢がかなう瞬間っていいですね。今ごろ、イエロージャージーのまま寝てるんではないでしょうか、ゲルデマン。

ゴール後、オイレ爺の支えなしでは歩けないほどフラフラの状態で、泡を吹きながらドーピングコントロールに向かった姿には思わず涙。そして、体力を幾分か取り戻しポディウムへ。満身の笑みを浮かべてジャージーにキスをし、さらに関係者一人一人と硬い握手を繰り返し...。ああもう、このステージも最高!今年のツールはなんでこんなに面白いのかしら。「今週のフィニッシュで一番面白かったのは?」なんて投票がWorldcycling.tvにありますが、なにを標準に決めればいいのか。(でも現在一位はやはりあの人でした。)

記者会見での大人びたコメントにも感心。「サポーターの皆に感謝したい、そしてサイクリングの色々な問題にも関わらずサイクリングを信じて、レースを観てくれている人たちにありがとうと言いたい。もう古い考えは通用しない。クリーンなまま勝てることを証明できたと思う。今までサイクリングにはとても良くしてもらったから、その恩返しをできるのが嬉しい」と。

ところで、ボーネンもそうですが、アクセントはあるものの、言葉に詰まることもなく、流暢な英語でコメントができるというのはこの世代だからでしょうかね。それはともかく、ドイツの期待の星として一気に脚光を浴びてしまいそうですが、取り扱いはくれぐれも慎重にお願いしますよ、ドイツメディアの皆様。

YouTube: Linus Gerdemann Post Race Press Conference - Stage 7

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ザブは+21.10の集団と共にゴール。144位でした。総合は+39.55で現在177位。

ところで、ツールでのルームメイトがヴァンデヴェルデだということは既に書きましたが、昨夜はいつもとは逆に、トイレ側のベッドにザブが寝ることになったそうです。で、真夜中にヴァンデヴェルデが用を足して、床に戻ろうとしたら、寝ぼけていたため、ザブのベッドに入りこんでしまい、

うぎゃー!!!

ということになったとか(爆)。

気まずい沈黙の中、そそくさと朝食に向かう二人の姿を妄想中であります。

VeloNews TV: The Zabriskie Diaries: Stage 7

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上記のWorldcycling.tvには動画も沢山置いてあります。今更ですが、ザブのプロローグフィニッシュ直後の映像ドゾー。

Worldcycling.tv: Dave Zabriskie Interview - Prologue

「こんなニュースで申し訳ないけれど、今カルペッツが君のタイムを破ったばかりだよ。」
「そんなら彼にちょっかい出してくれば?」

「それ以外では調子はどうだった?フォームには満足してる?」
「まあね。」

「かなり速いプロローグコースだよね。」
「ああ。」

「君とカルペッツのタイムは最後までもつと思う?」
「ミラーあたりがいいタイムを出すんじゃないかな。」

「まあ、残念な結果となったけれど、まだツールは始まったばかりだからね。」
「僕は残念だなんて言ってないよ。そっちが言ったことだからね。」

息つく暇もないうちから容赦なくこんな質問...。上手くかわしましたね。

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