5/21/2008

ザブさんアップデート

VeloNews公式サイトの5/15エントリーより

クラッシュの原因:
その日は実は二回クラッシュしていたそうで、最初はミラーのケージから落ちたボトルから漏れていた水に滑ってすってんてん。二回目は「何が起きたのか良く分からなかったけれど、既に落車していた奴らに激突して、空中1回転。呼吸が難しかったのと激痛ですぐさま何かがおかしいと感じた。痛みはいままでの事故のなかでも一番ひどいんじゃないかな。」

帰宅までの長い道のり:
  • 病院で精神安定剤を頼んだら注射器で口に注入された。(<イタリア式ですか)
  • 少し状態が安定してから帰宅することにしたため、数日間チームと共に移動。自分を記念する意味で、チームメイトにマジックでヒゲを描いてレースに参加してくれるよう頼んだけれど、誰もが拒否した。
  • 帰宅の日、駐車場で同じくリタイアしたマッギーとオグレイディに遭遇。鎖骨が骨折したままステージを完走したオグレイディ。ハードというのは彼のことを意味するんだな。
  • 空港でフライトを待っている最中、いきなりREMの「Losing My Religion」が聞こえてきた。隣にいた高齢者の携帯電話の着信音だったのが、フシギと可笑しかった。自分は未だに着信音の取り込み方を知らないし。(<ちょっと待ったー!「着信音が使えるからって若者ぶってるよーじゃねー」とかなんとか、ツァベルおじさんをコケにしてませんでしたか、アナタ。)
  • シャルル・ド・ゴール空港で飛行機に乗り遅れ、翌日はなかなか向えが来なくて、出産間近の妻が帰りを待っているというのに、このフライトを逃すわけにはいかない!とパニックに陥ったものの、無事帰宅。

    現状:
    脊椎骨のほうはほぼ安定状態で、火曜日(20日)に精密検査を受ける予定。腰が曲がらない人と、妊婦歩きをしている人で、5月22日の予定日に向けて待機中。

    今後のレース:
    とにかく治癒させることが重要。その後は4週間もトレーニングを積めば、ツール出場も可能。レース中にフォームを整えればいい。

    一番残念なのはジロのITTでオリンピック出場権を獲得できなかったこと。パリでやむを得ず一泊した際、ホテルのロビーで隣にいた女性のTシャツに「Beijing 2008」と書いてあるのに気が付き、「果たして五輪出場できるだろうか」と思わず涙を浮かべた上、部屋に入ったとたんに耐え切れなくなり、少し取り乱してしまったとか。次のチャンスはツールのタイムトライアルです。

    本人曰く:
    「派手にスタートして、痛みで終わるのが、自己流だからね。たいしたことないさ」


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