7/26/2008

2008 TdF Stage 20

ヴァンデヴェルデのポディウムチャンスはほぼ無理だと頭では分かっていながらも、ハートはひょっとしたら、と奇跡を望んでしまうものですね。本人がレース前のインタビューで「多くて三分位の差をつけることだってできるはずだから」とか言うものだから、より期待しちゃいましたよ。

でもステージ4位、GC候補ではトップの成績、おまけにポディウムには届きませんでしたが5位に昇格。最高の結果だと思います。ガーミンの皆はペイト、ミラー、ヘジダールそしてヴァンデヴェルデの4人がトップ15に。

ガーミンステージ結果;

4. Christian Vande Velde +1′05″
5. David Millar +1′37
13. Ryder Hesjedal +2′36″
14. Danny Pate +2′54″
120. Will Frichkorn +8′37″
122. Trent Lowe +8′58″
127. Martijn Maaskant +9′21″
133. Julian Dean +9′34″

ヴォータース監督が車のなかで今回も色々指示を出していましたが、コブを付けて走っていたヴァンデヴェルデに「水を飲むんだ。今飲め、今。」とタイミングまで指示していたのが少し意外でした。で、ヴァンデヴェルデは「監督には励まされてもそれで速くなるわけではないから、数字だとか事実だけを伝えて欲しい」といっていたはずなのに、最初のタイムチェックで本当は10秒だったエヴァンスの差を45秒と伝えていたのは、算数が苦手だから?それとも選手が何と言おうと自分のやりたいように好都合な解釈をしていたから?

Allen Lim氏とパールイズミが共同開発したという画期的なシワ無しスキンスーツを着用していたガーミン。じっくり観察できたのはヴァンデヴェルデだけでしたが、少なくとも私の目には本当にシワ一つないように見えました。シュレックやサストレのスキンスーツの腕や首まわり、腰まわりにシワができていたのは、小柄で細い選手だからとも思われますが、クロイツィガーもできてたし...。ガーミンの成績が良かったのはスキンスーツとアイスベストのお陰?

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ブリュイネール監督が語っていたランスにまつわるエピソード(著書にも詳しく書かれているそうですが):
2003年のツールではウルリッヒのTTバイクの方が僅かに有利であったように思われた。そのため、100万ドルもかけてトレックと共同で最新型のTTバイクを開発。しかし、各種テストを実施した結果、ランスは新型バイクでは前と同じようなパワーを生み出すことができなかったため、結局誰にも告げることなく、前年度モデルで翌年のツールに出場。それでもウルリッヒを負かすことができた。

教訓:自転車に頼らず自分の脚力を鍛るべし。

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シューマッハー?!コールがポディウム?これが今回のツールで一番予想外でした。

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