7/29/2008

2008 TdF Stage 21

今年も脱力感にさいなまれる時期がやってまいりました。総合が大人しいキャラが多かったせいか、最終的には落ち着いたレースという印象が残りましたが、振り返ってみれば、カヴ四勝だとか、シューマッハーTT制覇だとか、バルバルデがいきなり第一ステージ優勝とか、なかなかエキサイティングな面も数多くあったわけでした。

ポディウムではなぜか不安げな表情が気になるサストレですが、あのステージでツール唯一の大きな山岳アタックをかけ、TTもプレッシャーに負けることなく堅実なパフォーマンスを見せた彼が最終的にマイヨジョーヌの袖に手を通すことになったのは、誰もが納得のいく、気持ちのいいエンディングだったのでは?

ヴァンデヴェルデは本人も「あの落車さえなければ、という気持ちは今後もずっと残るだろうけれど、トップ10を目標としてきたところでの5位は上出来」といっているとおり、見ている方も欲がでてしまう位期待を持たせてくれた素晴らしい走りでした。

なんといっても一番の成果は、ヴァンデヴェルデが新たに発掘した自信。「来年こそはポディウム、否、マイヨジョーヌを!」なんてガーミンに期待できるなんて、スタート前は思いもしなかったですからね。ああ、2009年が楽しみ。

その他、ガーミンのチーム力はもちろんCSCには及ばないけれど、パリには無事8人が到着。ツール初出場の皆さんもよく活躍してくれました。「来年はチーム総とっかえしか手段がないね」とフランキー・アンドリューの冷たーいコメントの対象となっていたサイレンス・ロットが可哀想...。

Team Garmin-Chipotle H3O final GC

5. Christian Vande Velde +3′05″
47. Ryder Hesjedal +1h33′22″
68. David Millar +1h59′39″
77. Trent Lowe +2h13′41″
95. Danny Pate +2h36′29″
110. Julian Dean +3h07′57″
133. Will Frischkorn +3h30′47″
134. Martijn Maaskant +3h31′30″

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

思うにヴァンデヴェルデは来年以降表彰台に乗る可能性が高いと思います.山も登れるし、TTも強いし、コンちゃんやエヴァンスに対抗できる選手ではないでしょうか.サストレだってアシストから解放されて3年目で優勝を掴みました.ヴァンデヴェルデは今年エースとしての経験を積み、来年こそ勝負の年かなと思います.
来年はザブちゃんも出場できるでしょうし、期待しています.

ところでアリウムというのは種名ではなく、属名だと思います.ネギはユリ科ネギ属植物なのですが、このネギ属を学名でAlliumと言います.ちなみにタマネギはAllium cepa、ニンニクはAllium sativumと言います.むかーし、ネギのウイルスをやっていたもので、、、、、

dido さんのコメント...

>moritaku_bearさん、
「アシストから解放されて3年目」というのは、ヴァンデヴェルデにとってもいい目標になりますね。今年の成績があまりにも良かったため、ファンとしても「来年こそは優勝!」なんて欲が出てしまいますが、「3年位...」と余裕をもって応援していくよう、心掛けたいと思います。

>アリウム
ネギ科でなく、ネギ属なのですねー。さすが...勉強になりました。ところで、この紫の花が球状に咲くのは、学名でallium giganteumというものらしいのですが、フロリダでも栽培できるものか、調査中です。moritakuさんならご存知かと思われますが、もし情報をお持ちであれば、ご教示いただければ幸いです...。