7/21/2006

ザブリスキー心の声


...についてがめんださんがまたまたステキなイラストを描いておられましたが、親友、否、女房役のザブとしては確かにサストレとの付き合いはあくまでもお仕事、心はランディスのところへ飛んで行ってしまっていたようです。(今日も頑張ってお仕事してましたね。生中継はちょこっと見ただけで、あとは録画観戦します。)

Bicycling誌ザブの日記
第17ステージ

「今日は本当に難しくて完走するだけで大変だった。自分はグルペットだったけど、プロトンと見間違うくらい多くの選手が一緒だったよ。暑さもきつかったけど、登ることしか頭になかった。このルートを考案したヤツに殺されるかと思った。これこそ悪魔が存在することの証拠だ。悪魔はまだ生きていて、ツールの選手達を拷問にかけているんだ…。

今朝フロイドに会って、大きなハグをした。彼はアタックするつもりだということを教えてくれた。ここで引き下がるつもりは無いってね。最初はステージ優勝を狙っていたのだと思うけど、今日の走りで歴史に名を残すことになったよ。

走ってる最中に「今から行くぜ」って言われたけど、僕は何かができる状態じゃなかった。

なぜフロイドの逃げが容認されたのかは分からないけど、彼等はフロイドが逃げ切れっこないと思ってたんじゃないかな。またはフロイドに歯が立たなかっただけかもしれない。

書類上は、フロイドがツールを勝つように見える。タイム差は30秒だし、タイムトライアルはサストレやペレイロより得意だ。でもそれはあくまでも空論であり、これはツール・ド・フランス。ここでは書類上の論理というものがまったく通じない。」

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Bicycling誌のランディスインタビューより抜粋:

「第17ステージ後のザブは物凄く落ち込んでたね。あんまり話すこともなかったし。ザブはもう耐えられないって、俺より落胆してたさ。自分はどうにかこの状況を改善できる立場にあるけど、傍観者はどうにもすることができないから、よりつらかったんじゃないかな。昨日のステージが始まる前に、自分の計画を彼に伝えたんだ。「コーラ飲んどけよ。カフェインを摂るんなら今のうちにしておけ。最初の登りでアタックするから。」って言ったんだ。ザブは「それだけは止めてくれよ。頼むから。長すぎるよ。」って答えたけど、「長いなんてことはどうでもいいんだ。」って言った。だって自分の目標はステージ優勝ではなくて、ツールを優勝することだから。5-6分のタイムロスを取り戻すためには最初の登りでアタックするしかなかったのさ。」


(写真:最新号のBicycling誌より。買わねばと思っていた矢先、誕生祝いとして貰いました!しかも二年分の定期購読付き。あとは、自転車基金にも寄付をいただきましたし、ランディスも「生きてて良かったあ~」と思わせてくれるような信じられない執念の走りを見せてくれたし、最高の誕生日でした♪)

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