7/29/2006

CNN Larry King Liveに出演

CNNにランディスが出演したトーク番組のトランスクリプトが掲載されていました。

ざっと読み直して気になったことが二つ:

*「フロイドはクリーンだと信じている。」というグレッグ・レモンの言葉が引用されていたこと。ん?ランスに関しては、怪しいとあれ程いっていたのに、ランディスは何が違うの?と疑問に思ったので、調べてみたらこんな記事を発見。ラリー・キングは引用を誤っていたようです。レモンの発言は実はこう:「非常に残念だ。フロイドと彼の家族がどれだけ落胆していることか、自分には想像できない。フロイドはクリーンだと信じていた。...問題は、サイクリングというスポーツ自体が腐敗しており、それに関わる者を皆、堕落させている。今でも今年のツールはこれまでで最もクリーンなツールであったと信じている。でも100%クリーンだったかと聞かれれば、答えはノーだ。違法な行為をとる選手は必ずいる。フロイドはその一人ではなく、クリーンだったと本気で信じていた。彼が真実を伝えてくれることを望んでいる。」やはり検査過程が終了していないうちから、平気でランディスは真実を語っていないと断言できてしまう人なのですね、この人は。私の中では、「他人の名声に泥を塗ってまでアメリカサイクリング界の頂点に立ちたい人」というイメージが形成されてしまっているのですが、そのイメージはこの発言によっていっそう確固たるものに。

*「ランスが体験してきたことは目撃してきたけど、自分の身に起きた訳ではなかったから、その影響は感じていなかった。でも今なら共感できる。彼がどういった状況に対処しなければならなかったが理解できる。」とランディス。第20ステージではプロトン全員の祝福を受けたばかりだというのに、検査結果も中途半端なうちに誰もが手のひらを返したように冷たくなる。仲の良いように見える選手達の関係も、結局は表面的なもの。ミラーはこの事実を既に痛感しているわけですが。この戦いはモルジンヌへの山道で感じたとは次元の違う、あまりにも孤独なバトル...。

*www.cyclingfans.comの論説では、検査過程が終了していない時点で、なぜ誰もがこれほど騒ぎ立てるのか。なぜ判断を急ぐのか、という質問に対し、ASOとレキップの経済的利害が部分的に絡んでいる可能性が取り上げられています。2006年の公式ツールブック、そして公式レースビデオの発行日が迫っているASOとレキップは、編集上、そして商業的な理由があり、事を急いでいると。裏で多額のお金が動くからこそ、スキャンダルが生じる、つまりFollow the Moneyとはあまりにもシビア。

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