7/09/2006

DZインタビューと日記、その2

Bicycling.comにあったインタビューと日記の続きです。

第二ステージインタビュー

今日のステージについて:「今日はレースじゃなくて、気温に参ったよ。ステージ終了後にバスにのったら40℃だってさ。最低15本は水分を採ったかな。二日続けてこんな気温だったから、さらにひどかった。皆、つらかったのかあまりおかしな動きはなかったよ。僕もつらかった…。」

どのように凌ぐか:「沢山水分を補給して、コンピューターを眺めてる。5分毎に。でも、まったく進んでいないように思えた。コンピューターを見下ろしても、160km…162kmってさ。他の皆ががむしゃらな走りをしなかったのが幸いだった。」


第三、第四ステージ~(ここから日記)

「暑くて、太陽の上で走っているような気がする。どんどん水分を補給している上に、脱水症状を起こさないように、コーヒーも減らしてる。これがきついんだけど、ツールのためには仕方がない。

昨日はまたロビー・マキュアンと話した。彼は結構面白いヤツだ。僕のラジオショー(ポッドキャスト:www.davezabriskie.missingsaddle.com)を気に入ってくれて、電話でリクエストしてもいいかい?だってさ。勿論リクエストだって受け付けてるさ。

そこでまた、頭から離れない歌があるって教えてくれた。今回はボンジョヴィの「You Give Love a Bad Name」。カルペッツ(ケス・デパーニュ)の髪型を見て思いついたんだってさ。そこで、プロトンのなかのヘアスタイル、ワースト3について話した。カルペッツの髪形は群を抜いてひどい。でもディスカバリーのアゼヴェドも取っ手みたいな髪の房が頭についているから、彼もワーストヘア受賞。最後の一人は、ケス・デパーニュの三つ編みがあるやつ。でもこの時点ではあまりにも笑いすぎて、名前は覚えてないや(ザビエル・サンディオ君でした)。あ、それから、ケス・デパーニュはバッドヘア・チーム賞も受賞したよ。

レース自体は普通かな。今年はレースが全体的にリラックスしている。ドーピング事件のせいで、スタート時点で20人くらい少なかったから、そのせいでエネルギーを無駄にするような動きが少ないんだと思う。」


第五ステージ

「今日は思ったより楽だった。時間も速く過ぎていくような気がしたし、これまでのような燃える暑さもなかったしね。

逃げが出てから、一時は落ち着いたけど、フィードゾーンに入ってからまたスピードが上がった。ここで、ちょっと言わしてもらいたいんだけど、フィードゾーンで皆で止まって食べたらどうなのかな。走りながら食べなくたって充分に危険なんだから。その後は、雨が降り出して、レースもクレイジーになってきた。僕はタイヤがパンク、ラジオも故障さ。

でもその前にもっとクレージーな場面を目撃した。顔面にパンチを食らったヤツを見ちゃったんだよ。顔面パンチなんて見たこともなかったから変な感じだった。いきなりサウニエルのデラフエンテスが、ブイグの選手(ベネトー)を殴ったんだよ。ブイグはメディカルカーに報告に行き、僕も彼の話を裏付ける証言をした。選手同士の殴り合いなんて見たくないしね。それでなくてもツールは狂気染みているのに。(ちなみに、フォイクトも日記にこの一件について綴っているようです。ベネトーは退場処分となるのでは、とも。でもなっていませんね。)

クレージーといえば、フィニッシュが信じ難いものだった。特にクラッシュの多さ。ツールでのスプリントはあれが普通なのかもしれないけど、酸素不足の状態であれだけの人数が走り回っているのだから当然の結果だ。思考回路ははっきりしてないし、注意も散漫になってる。そんな時の小さなエラーが多くの人に影響を与えることになる。

僕は安全第一さ。前にいるのが一番安全だという選手もいるけど、172人分のスペースはないから、通常は後ろに回ってる。真ん中以外ならどこでも…。

今日はあまり話さなかったけど、デイヴィッド・ミラーとは会話ができた。カムバックの調子なんかについても尋ねてみた。結構調子はいいと、あと自分に痛みを与えることにまた慣れ初めてきたと答えてくれた…。彼の言うことはよく分かるよ。」

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