12/03/2006

ポイントが貰えてもね…

USA Cyclingプロツアーでは、2007年度より開催されるUSオープンとツアー・オブ・ミズーリがめでたく1級レースに昇格。ツアーに含まれる15レースのうち、超級(HC)クラスはカリフォルニア、ジョージア、そしてフィラデルフィアのインターナショナルチャンピオンシップの3つ、1級クラスは5つ、2級クラスが4つとなりました。UCI認定のイベントではないクリテリウムと、ナショナルチャンピオンシップではUCIポイントが貰えないので、クラス付けはありません。

2007 USA Cycling Professional Tour
Feb. 18-25: AMGEN Tour of California – California (2.HC)
Apr. 7: U.S. Cycling Open – Richmond, Va. (1.1)
Apr. 16-22: Tour de Georgia – Georgia (2.HC)
June 3: Commerce Bank Lancaster Classic – Lancaster, Pa. (1.1)
June 7: Commerce Bank Reading Classic – Reading, Pa. (1.1)
June 10: Commerce Bank International Championship – Philadelphia, Pa. (1.HC)
June 17: Austin Men’s Invitational – Austin, Texas (1.1)
June 23: Saturn Rochester Twilight Criterium – Rochester, N.Y. (1.2)
June 30-July 7: Larry H. Miller Tour of Utah – Utah (2.2)
Aug. 19: USA Cycling Professional Criterium Championships – Downer’s Grove, Ill.
Sept. 1: The Cliffs USA Cycling Professional Time Trial Championships – Greenville, S.C.
Sept. 3: The Cliffs USA Cycling Professional Road Championships – Greenville, S.C.
Sept. 8: Univest Grand Prix – Souderton, Pa. (1.2)
Sept. 11-16: Tour of Missouri – Missouri (2.1)
Sept. 15: Tour de Leelanau – Traverse City, Mich. (1.2)

昇格したことによって、レースが招待できるプロツアーチーム数と選手達に与えられるUCIポイント数が増え、従ってプロツアー選手を見れるチャンスにつながるはず。しかし、ヨーロッパ6カ国の自転車連盟がプロツアー制度に反対していたり、アスタナのライセンスが拒絶されたりと、最近のUCI関連のニュースは暗いものばかり。そういった組織から祝福されたことを手放しに喜んでよいものか...。

せっかく設立したプロツアーを継続していく価値はそれなりにあると思うのですが、改革の余地があることは確か。(これに関してはMasayangさんが訳されているCycling4all.comのオピニオン記事が詳しいです。)誰もが自転車競技の発展を願っているはずなのに、利害の衝突でそれが実現しないとすれば、もったいないとしか言いようがありません。

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