4/22/2007

ツアー・ド・ジョージア:終了しました

その前に...

アムステルはこれまた、意外な結末。ボーヘルトの引退発表は「空気読め」という暗示ではなく、オランダ国民の皆様への「今年も応援頼みます」的なメッセージだったのかもしれません。ボーヘルトの願いは自国のカメラマン栗村監督がバッチリ応えてくれたそうですが、明日放送予定のVersusでは果たしてゴールシーンが映るのかw。

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TdGの第7ステージは、アトランタ市を舞台とした107kmの周回レース。スプリントフィニッシュとなり、CSCはJJハエドがステージを制しました。

==最終リザルト==
総合:ブレイコヴィッチ
スプリント:JJハエド
山岳:ライダー・ヘジダール(ヘルスネット)
ヤングライダー:ブレイコヴィッチ
敢闘賞:グレン・チャドウィック(ナビゲーターズ)
チーム:ディスカバリー

==展開==

+中間スプリントやタイムボーナスのためにアタックが繰り返されるが、本格的な逃げが形成されたのは、残り86kmあたり。ジッタリージョーのセザール・グラハレス(←肩にかなりの怪我を負っていたはず)、プライオリティヘルスのベン・ジャック・メインズ、ヘルスネットのカーク・オービー。

+残り44km地点でジャック・メインズがパンク。スプリントに賭けるCSC、ロット、トヨタユナイテッドがプロトンを引く。

+路面のコンディションが悪く、とにかくパンクが多い。残り30km地点でブレイコヴィックもパンク。ヴァンボルグにホイールを譲ってもらい、ヒンカピーに集団まで引いてもらう。

+ゴール前12km、先頭二人を集団がキャッチする寸前でアタックを予告していたミラーがダニエルソン、カニャーダと共にカウンターアタック。そのままグラハレスとオービー、さらにヘルスネットのティム・ジョンソンとスリップストリームのティム・デュガンをつれて逃げる。ディスカバリーはここでダニエルソンに勝利のチャンスを...ではなくて、最終スプリントでヒンカピーにアドバンテージを与えるためだったのかも。

+ゴール前6kmで吸収される。しかしヘルスネットが仕掛けた4人の逃げにまた乗るミラー。(←元気あるねー)でも数分後吸収。集団ではユナイテッドの選手が落車。ドミンゲス、ロドリゲス、ステヴィッチではないよう。

+ロドリゲスとナビゲーターズのラグティンが200mでスプリント開始。しかし後方から追い上げるハエドがトップでゴールイン。

==雑記==
+今年のステージレースで学んだ事:ディスカバリーが総合を手にした時点でゲームオーバー。もう向かうところ敵なし。
+エースにはなりきれませんでしたが、山岳でもスプリントステージでもチームメイトのために積極的に働くダニエルソンの姿に色んな意味で涙しました。
+ザブとヴァンデヴェルデは共にエースだったようですが(ROAD Magビデオ参照:http://www.youtube.com/watch?v=fozAFRArXHQ)、もしザブが総合二位だったら、ちゃんとブラスタウンボールドを登れたでしょうか...。
+資金難で開催が危ぶまれたレースも無事終了。来年は丁度この時期にジョージア旅行が予定に入っているのですが、ついでにレース観戦にもいけないものかしら。(その前にイベントそのものが中止になりませんよう、スポンサー様、ジョージア州政府の皆様、よろしくお願いいたします。)

==公式ビデオ==
第7ステージフィニッシュ(最後10分):
http://www.youtube.com/watch?v=PLOg2QM9p3g
第6ステージハイライト:
http://www.youtube.com/watch?v=5vQj-SHqSss
第5ステージフィニッシュ(最後10分):
http://www.youtube.com/watch?v=wEwk09F6uBU

Flickr公式写真ギャラリー:http://www.flickr.com/photos/7651411@N06/

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