4/20/2007

TdG第5ステージ観戦メモ

ダルトンからブラスタウンボールドまで106.9マイル(172.1km)のコース。
KOMポイントは三つ:2級、3級、そして超級の山頂ゴール。
ブラスタウンボールドにはほんの200mではありますが、24%なんてところもあるそうですよ。ひいー。

結果:
先日のTTに引き続き、ライプハイマーがクルクル高ケイダンスで回して楽々ステージ優勝。
総合は、ヴァンデヴェルデとの12秒のタイム差を守ったブレイコビックがキープ。

展開:
+スタート後32km地点、最初のKOMの5km手前で大きな逃げ集団発生。構成は:Anthony Colby (Colavita/Sutter Home), Ryder Hesjedal (Health Net), Thomas Danielson (Discovery Channel), Christopher Baldwin (Toyota-United), Cesar Augusto Grajales (Jittery Joe's), Michael Blaudzun (Team CSC), Alexandre Moos (BMC), Ben Day (Navigators Insurance), Gilberto Simoni (Saunier Duval - Prodir), and Danny Pate (Team Slipstream) 。

+それを追走する7人:Andrea Tonti (Quick Step), Levi Leipheimer (Discovery Channel), David Zabriskie (Team CSC), Nathan O'neill (Health Net), Phil Zajicek (Navigators Insurance), Ian Mckissick (BMC), Rory Sutherland (Health Net)。

+この地点で逃げに乗り遅れたのはまたもやティンコフとロット、ということでこのままいけばまた逃げが成功する可能性もあるかと思われましたが、KOMを最初に通過した4人(ザイチェック、コルビー、ヘジダール、デイ、そしてムース)がそのまま加速。この先頭集団を追走していた4人組(ブラウズン、ムース、ペイト、ボールドウィン)と後々合流します。集団との差は約5分、中間には序盤の逃げ集団の残りメンバーが散らばっていたようです。

+集団を引くのはサウニエルとジッタリー・ジョー。

+残り60kmあたりから先頭とプロトンの差が縮み始めます。

+残り25km。二つ目のKOMの通過順序:ヘジダール、ブラウズン、ザイチェック、ムース、コルビー。プロトンとのタイム差は3:10。このあたりでステージ優勝を狙うディスカバリーが引き始めたようです。

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先頭集団が下降していた辺りで映像フリーズ。
リフレッシュしたら完全にブラックアウトしてしまいましたよ。
ここからが肝心なのに...orz
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+残り10km。最後の上りに差し掛かる手前でBMCのムースがアタック。

+ムースが単独リード。残り4km地点でムースを追うのはヘジダール、コルビー、ブラウズンの三人。ここでプロトンからシモーニ、ダニエルソン、ライプハイマーが飛び出す!

+あっという間にライプハイマーが二人に差をつけ、先頭集団から遅れを取っていたペイト、さらに追走していたコルビーとブラウズンも追い抜く。数分後、ムースも追い越し、単独リードに躍り出る。

+一方、総合狙いのヴァンデヴェルデはブレコビックを連れたままではありますが、いい調子で登っていたようです。

+ライプハイマーはあっという間に残り1km。ムース、コルビー、ヘジダールが後をつける。数分後、ヴァンデヴェルデとブレイコビックも残り1km地点に達する。あれ?シモーニとダニエルソンは?

+ライプハイマー、ソロ勝利。毎年恒例となったブラスタウン・ボールドでのシャドーイング戦法を用いるブレイコビックを振り落とすことができないままヴァンデヴェルデがゴール。(去年はランディス対ダニエルソン。その前はダニエルソン対リーヴァイでした。)

+二位ダニエルソン、三位コルビー。


リザルトは発表され次第、追記します。


雑記:
+ディスカバリーの作戦としては、まず総合を守ること。そして、できるものならステージ優勝も狙うということだったようですので、今日は運転禁止だったブリュネイール監督もご満悦でしょう。ヴァンデヴェルデのお父様は黙って観戦できたのかしら。

+ダニエルソンとライプハイマーにサポートされるブレイコビックと、終盤ではチームのサポートが殆んど無かったヴァンデヴェルデでは全く勝負になりませんよ。途中ブラウズンはどうなってしまったのでしょう。去年は確かポポヴィッチがダニエルソンと一緒に登っていたのですよね。

+えーとシモーニさんは?結果まだかしら...。

+1.5マイルのニュートラルセクションではダルトンのホームタウンボーイ、ソール・レイジン君も走っていたそうです。

+入院中のジェイソン・マッカートニー君の診断はウイルス性髄膜炎。幸い、レース観戦に来られていたご家族が付き添われているようです。ゆっくりと休養してください。

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