7/25/2008

2008 TdF Stage 18

2級の山岳があるのでひょっとしたら総合陣のアタックがあったりして、とかすかな期待を抱いてみたりもしてみましたが、あれだけCSCが先頭をがっちりとガードしてたら無理ですよね...。

レース前のインタビューでシュレック兄が「昨日のレースは戦略どおりだった?」という問いに対し、「いや、狙い通りではなかった。」ときっぱり答えていたのが印象的でした。昨夜のディナーテーブルはいやに重ーい雰囲気だったのでは?チーム力も抜群で、総合を狙える選手が3人もいる最強のCSCですが、ここまできてまだエースが決まっていないというのは、決して不利ではないけれど、チーム内にひずみみたいなものが生じてしまうのでは?クレーデンみたいに追いかけちゃえばよかったのに、なんてイケナイことを考えてしまいました。(そんなことしたら、リース監督が二度と走らせてくれません。)

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バレド対ブルクハートの一騎打ちは最高に面白かったです。ほぼ勝ち目のない相手と一緒にゴール間際まで走ってきた選手って(一昨年前?のボーネン対ホステのフランダース一周とか)、まあ、あれこれ試してみるものですね。ジャージーの前を閉めようとしているときの不意打ちとか、アタックするふりをしてみるとか、チームカーと相談してから駆け引きしてみたりとか。その後、ブルクハートが自分のチームカーをすぐ呼んでいましたが、普通はそんなことしてたっけ?

でもあんなに身長差があったら、ブルクハートが後ろにつく意味があるのでしょうか。(←身長190cmの大将に「まともに風を受けてるんだけど」と文句を言われた経験のある人の素朴な疑問。そもそもスピードが遅いのでドラフト効果なんてたいしたものはないと思われますが。)

追走三人の駆け引きや、プロトンから飛び出したクロイツィンガー対シュレック弟の白ジャージー争い、そしてその見張りにホステが送り込まれていたのも楽しめました。

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エヴァンスの総合優勝の可能性についてブリュイネール監督が「彼の調子はいま低下気味。おまけにイエロージャージを貰ったときに感極まっていたのが気になる。グランツールは大量の体力的、そして精神的なエネルギーを要する。だから感情もコントロールしなければいけない。イエロージャージーが精神的なしがらみになってしまっては、ツールで勝つことはできない。だからこそ、彼がイエロージャージーを手放したのは良かったと思う。しかし、あの場面で涙するということは、無駄なエネルギーを感情に費やしてしまったということだ。」と語られておられました。

感極まって泣くのはパリで黄色を手に入れてからにしろ、ということですね...。サイボーグ・ランスの監督らしいお言葉であります。そう考えると自分の感情をそこまでコントロールできそうな今年の総合候補は...メンショフぐらいかな。

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