7/26/2008

ヴァンデヴェルデ・パパ

親子共々自転車レーサーというのは、お互いスポーツを知り尽くしているだけ、期待も不安も喜びも人一倍深いのでしょうね。

CNにあったヴァンデヴェルデパパとのロングインタビューを読むと、パパはエクササイズしながら観戦していたものの、祈ったり、叫んだり、あまりのうるささに家中の全員を起こしてしまった、とか、ジロ第1ステージではポディウム裏で待機していたクリスチャンから「親父、こんなこと信じられる?」と電話がかかってきたとか、奥さんと娘から二ヶ月以上離れていたというクリスチャンの立場を、自分の体験を通じて、あちらのお義父さん、お義母さんにも「ここ2ヶ月の苦労がようやく今、実を結んでいるんです」と説明したとか、ほほえましいエピソードばかりで、しっかりと親子の絆が結ばれている、いい家庭に育ったお坊ちゃまじゃないかなあ、という気がしてきました。

ランスのような波乱万丈の生い立ち、あるいはランディスの反抗期の延長のようなところから生まれているハングリー精神こそはありませんが、「プロ一年目にRedlandsに出場したときは『集団の前で走るのはものすごく辛い。他の奴らが僕のために走ってくれる日が待ちきれない』と不満気だったが、翌年はリーダーの座を獲得、レースも優勝した。ランスなどの選手に長年従事してきたことで失いかけていたアグレッシブな走り、そしてアタック精神をやっと取り戻すことができた」とパパが語っている通り、ようやく本領発揮、頭角を現したようです。

ちなみに、お父さんは殿堂入りのサイクリストですが、おじさんもおじいちゃんもシカゴのサイクリングコミュニティでは重鎮的存在。妹さんもプロサイクリストだったようです。家系って力強い味方ですね。

ジロの時のナンバーをつけたおばあちゃん

2016シカゴ(五輪候補地)のポロシャツを着たパパ

「ジロからツールまでの期間中で、クリスチャンはさらに4ポンド減、自転車も1ポンド軽くなり、散髪もした...これであと最低半ポンドは軽くなったね。(笑)」とパパ。BeforeAfter

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おまけ:
ジョンさんと同じ職場にいらっしゃるヴァンデヴェルデファンの方のブログ:Let's Talk Biking

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