9/08/2008

Two American Greats

ボビー・ジューリックが引退を発表:Bobby Retires from Racing

「今後もチームと係わり続けることができれば光栄だ」とかなんとかいっているので、今後もまだあちこちに出没してくれることでしょう。

ついでにツアー・オブ・カリフォルニアでボビーにホイールを貸した人のエピソード

会議でちょっと遅れたけれど、傾斜15%のSierra Roadを選手達が登るのを見たくて、トップスピードで走っていた。坂を見上げると残りの数人が登っていくのが見えた。方向を変えて、Piedmontに向かって走り、CalavaresからPiedmontへの急なターンを曲がっていくところを見に行った。カーブには一時停止があり、中央分離帯があるので、危険なカーブだ。丁度Leviと追走グループがコーナーを低スピードで曲がり、ダウンタウンに向けて猛スピードで走っていくところだった。

次に、Piedmontに沿って歩道を走ることにした。後ろから追い上げてきた次の追走グループには、あっという間に追い抜かれ、自分はちょっとした坂を登り始めた。

すると「そこの赤ジャージー、赤ジャージー。」という声が聞こえた。確かに自分は赤ジャージーを着ている。「赤ジャージー...」声の元がレース関係者だと思った自分は、『選手達が車道を走ってるから、自分は歩道を走ってるだけじゃーねーかよー、歩けっつーのかよー』と脚の回転を早めた。「赤ジャージー...」レース関係者のくせに足速いじゃんと思いつつ、さらにスピードを上げた。すると「赤ジャージー!」とその声はすぐ自分の隣に。『捕まっちまったよ』と思いながらも停止し、周りを見回すとそこにはCSCの選手が。「その後輪が要るんだ。」

自分がその日乗っていた自転車は新しいCerveloではなくて、9速カセットのついているロードバイクだということを考える間5秒が経過。「いいけど、嵌らないかもしれませんよ」という言葉が口から出る。「これよりはマシさ」と彼が掲げたのはボロボロになったZipp 404。自分の後輪を外したのはいいけれど、手伝っていいのかが分からない。彼が後輪を嵌めてみるが、チェーンとカセットが旨く並ばないので、自分がチェーンをカセットにあわせ、彼がQRを締める。「史上最も遅いホイールチェンジかもな。」「え?ああ、すいません...。押しましょうか?」「ああ。」自分はロードシューズのまま彼を押し出す。『ゴールまで来いよ。チームCSC。お礼するから。」そのとき自分は選手の顔も見ていなければ、CSCの今年のラインアップも知らないことに気が付いた。

結局ゴールではチームと合流することができず、MavicのメカニックさんからCSCのホテルを教えてもらい、帰宅。ホイールだけでも返してもらおうと電話をかけてみたところ、「英語でメモるのは苦手だから」とKim Anderson監督。「どの選手でしたか?」「ええっと...ボビーだよ。本人と話した方がいいよ」とボビーの部屋に回され、電話メッセージを残す。30分後、本人から電話が掛かってくる。

ボビーの説明によると、Piedmontへのターンの途中、分離帯があることをすっかり忘れて激突。そのままの状態で約1.5マイルは走行したところで、自分を目撃。「ホイールを貰わずに、君を逃すわけにはいかなかった。」住所を伝え、「新品のZippも一緒に入れてもらっても構わないから」と冗談を言ってみる。ボビーは笑いながら、「チームから何かお礼を入れておくよ」と。

CSCからのお礼、記念品、そしてボビーがZippではなく、シマノ製ホイール&ミシュラン製タイヤで走っている写真などはこちらからどうぞ。

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あの人がカムバックするかもですって?????

監督は「どこから出た噂か分からない...マラソンやLeadvilleでいい成績をだしているからといっても、トップレベルの選手というのは、常に競争心を抱いているものだし...」と否定的。このあたりが震源地っぽいですよ、監督。

そんなの噂に過ぎないに決まってるじゃん...ねえ...。

でもちょっと期待してしまったりするのは、この本を読んで、ますます監督の言うことは100%疑って掛かった方がいいな、と確信したからです。

辞めといた方がいいんじゃないかなあ...マイケル・ジョーダンがWizardsに入団した時のようなことになったら取り返しがつかないってものですよ。

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